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外壁塗装の平米単価はいくら?相場と見積書を比べる3つの前提

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外壁塗装の平米単価の中身を知って、見積書の金額を自分で判断できるようになりませんか?何度もある工事ではないので、出てきた数字が高いのか安いのか分かりにくいものですよね。

平米単価とは、外壁を1平方メートル塗るのにいくらかかるかを表した金額のこと。ところがネットで調べてみると、1,700円と7,500円。同じ平米単価なのに、4倍以上の差があります。

そこで、

「うちの見積書はどっちの数字と比べるの?」
「なぜ4倍も開くの?」

と気になるあなたへ、外壁塗装の平米単価の見方をご紹介します。費用を載せているサイトから8件を集め、いくらかだけでなく、何を含む数字なのかまで拾いました。

単価を比べる決め手は、範囲・数量・回数の3つ。この順にたどりながら、あなたの家の金額が妥当かどうかを確かめていきましょう。

この記事の内容全 36 項目
  1. 外壁塗装の平米単価とは何かを見ていこう
    1. 外壁塗装は工事の中身で金額が変わる
    2. 平米単価は3つの意味で使われている
  2. 外壁塗装の平米単価はいくらが目安か
    1. 塗料別の単価は1,700円から3,500円
    2. 総額を面積で割ると5,000円から7,500円
  3. 同じ平米単価で数字が4倍開く理由
    1. 単価が指す範囲は3通りある
    2. 下塗りを含むかで600円から1,000円動く
    3. 範囲を書いていたのは8件のうち3件
  4. 単価の裏には塗り回数が隠れている
    1. 3回塗り込みと2回分が同じ帯に並ぶ
    2. 1回あたりの単価として出されると総額が変わる
    3. 見積書で回数を確かめる
  5. 自分の見積書を平米単価に直す
    1. 合計金額を塗装面積で割る
    2. 出た数字をどの帯と見比べるか
    3. 面積が手元にないとき
  6. 工程ごとの単価はどこまで分かれるか
    1. 足場と洗浄と養生は平方メートルで立つ
    2. 継ぎ目や雨どいは別の単位で立つ
    3. 一式と書かれた項目は単価に直せない
  7. 平米単価が安い見積もりが安いとは限らない
    1. 単価が安くても数量が多ければ総額は同じ
    2. 業者ごとに塗装面積が違う
    3. 範囲と数量と回数の3つをそろえる
  8. 人件費は地域と時期で動く
    1. 塗装工の労務単価は都道府県で1.41倍開く
    2. 1年で5.2パーセント上がっている
    3. 公共工事は単価に何を含むかを決めている
  9. 外壁塗装の平米単価は範囲と数量と回数をそろえてから比べる
  10. よくある質問
    1. 平米単価3,000円と5,000円の見積書はどちらが安いですか
    2. 平米単価に足場代は含まれますか
    3. 平米単価が極端に安い業者は何を確認すればいいですか
    4. 見積書に平米単価が書かれていないときはどうすればいいですか

外壁塗装の平米単価とは何かを見ていこう

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外壁塗装は工事の中身で金額が変わる

外壁塗装とは、傷んだ外壁を塗り直して家を守る工事のこと。足場を組み、高圧洗浄で汚れを落とし、傷んだ下地を直してから、下塗り(塗料を密着させる1回目)・中塗り・上塗りと3回塗り重ねます。

雨どいや軒天(のきてん)といった外壁以外の部分も、同じ足場を使って一緒に塗るのが一般的。どこまでを1つの工事に含めるかで、総額は数十万円動きます。

平米単価は3つの意味で使われている

その工事の金額を、塗装した面積で割ったものが平米単価です。家の大きさは1軒ずつ違うので、面積あたりに直すと同じ物差しで比べられます。

ただし、この言葉が指す範囲はそろっていません。総額を面積で割ったもの、下塗りから上塗りまで3回分、仕上げの2回分だけ。同じ平米単価という名前で、3つの数字が並びます。

どの意味で書かれた数字なのかが分かると、手元の見積書と比べる相手が決まります。

外壁塗装の平米単価はいくらが目安か

外壁塗装の平米単価の2つの目安を比べた図

目安の金額は、何を含むかで2つに分かれます。塗料別の単価と、総額を面積で割った単価を見ていきましょう。

塗料別の単価は1,700円から3,500円

塗料別の単価とは、塗る作業だけにかかる金額のこと。足場や諸経費は別に立ちます。集めた8件で、シリコン塗料の単価は1,700円から3,500円の幅がありました。

そのうち7件が重なるのは2,500〜3,000円。塗料別の単価で見るなら、この帯が中心になります。

集めた先は7つのサイト(1つのサイトからは2件)。塗料メーカーの運営メディアが1件、残りは塗装業者と一括見積もりサービス。いずれも各社が自社サイトに出している数字で、公的な統計ではありません。

掲載元シリコンの平米単価単価が含む工程
A2,300〜3,500円中塗り・上塗り
B1,700〜2,400円中塗り・上塗り
C1,800〜3,500円下塗り・中塗り・上塗り
D2,300〜3,500円記載なし
E2,300〜3,000円記載なし
F2,000〜3,000円記載なし
G2,500〜3,500円記載なし
H1,800〜3,500円記載なし

帯から外れた1件は、上限を2,400円としていました。単価を中塗り・上塗りの分だけで出していて、下塗りを別の行に分けています。範囲が狭い分、数字も低め。

表の数字は、家の外壁塗り替え費用で挙げた塗料別の単価ともほぼ重なります。

総額を面積で割ると5,000円から7,500円

もう1つの数字は、工事の総額を塗装面積で割ったもの。この出し方をしていた2件が重なるのは5,000〜7,500円でした。

そのうち1件は計算の前提も書いています。建坪(1階部分の面積)30坪の塗装面積を約119平方メートルとして、総額60万〜90万円を割った数字です。

この2件は、塗料別の単価と総額の単価を並べて載せています。片方が2,500〜3,500円、もう片方が4,500〜7,500円。どちらにも平米単価という見出しが付いています。

塗料別の2,500円と総額の7,500円では3倍違いますが、どちらも間違いではありません。前者は塗料を塗る作業の単価、後者は足場も洗浄も諸経費(現場までの移動や書類の手間にかかる費用)も入った総額の単価。見積書と比べるときに取り違えると、安いと思ったほうが高かった、ということが起こります。

※参照元:外壁塗装の平米単価を掲載する8件の単価を集計(2026年8月29日時点)

同じ平米単価で数字が4倍開く理由

外壁塗装の平米単価が指す3つの範囲の図

開きの正体は、単価が指している工事の範囲。3つの範囲と、見分けがつくかどうかを見ていきましょう。

単価が指す範囲は3通りある

8件の書き方を並べると、平米単価という言葉は3つの範囲で使われていました。

単価の種類含む工事目安の幅
総額の単価足場・洗浄・塗装・諸経費5,000〜7,500円
塗装工事の単価下塗り・中塗り・上塗りの3回1,800〜3,500円
仕上げ塗りの単価中塗り・上塗りの2回1,700〜3,500円

いちばん低い1,700円といちばん高い7,500円では、4倍以上の開きになります。

下の2つは、数字の帯がほとんど同じ。同じ2,500円でも、下塗りが入っているかどうかで支払う金額は変わります。

見積書と比べるなら、いちばん上の総額の単価。見積書の合計には足場も諸経費も入っているためです。

下塗りを含むかで600円から1,000円動く

下塗りを別の行で出していた2件は、1平方メートルあたり600円から1,000円としていました。中塗り・上塗りと同じ単位。

仕上げ塗りの単価に下塗りを足すと、約1.3倍。120平方メートルの家なら7万〜12万円が動きます。

下塗りは、上に塗る塗料を壁に密着させる役割。ここを省くと仕上げが早くはがれます。

見積書に下塗りの行がなければ、仕上げ塗りの単価に含まれているのかを聞いてください。含まれていなければ、あとから足される金額になります。

範囲を書いていたのは8件のうち3件

範囲を書いていたのは、8件のうち3件でした。単価が何回塗り分で、どの工程を含むかを書いてあるものを数えています。

残る5件は、単価の横に塗料名が並ぶだけ。何が含まれるかは書かれていません。

そして書いていた3件も、中身はそろっていませんでした。2件は中塗り・上塗りの単価、1件は3回塗りを含む単価。明記があっても、前提が同じとは限らないところです。

※参照元:外壁塗装の平米単価を掲載する8件の単価を集計(2026年8月29日時点)

単価の裏には塗り回数が隠れている

外壁塗装の平米単価が何回塗り分かで塗装費が変わる図

同じ2,500円でも、1回分か3回分かで総額は3倍変わります。金額がどこまで動くかと、見積書での確かめ方を見ていきましょう。

3回塗り込みと2回分が同じ帯に並ぶ

範囲を書いていた3件は、3回塗りを含む単価と、中塗り・上塗りだけの単価に分かれます。どちらも上限は3,500円で帯はほぼ同じですが、前者は3回分、後者は2回分の値段です。

同じ2,500円という数字を見ても、それが何回塗る前提かは書かれていなければ分かりません。回数が分かって初めて、1回あたりいくらなのかが出せます。

2回分の単価が安く見えても、下塗りが別に乗れば総額は変わりません。回数を書いていない単価表は、比べる材料になりにくいところです。

1回あたりの単価として出されると総額が変わる

外壁の塗装は、下塗り・中塗り・上塗りの3回が基本です。国土交通省の公共建築工事標準仕様書でも、屋外のコンクリート面やモルタル面の工程が、下塗りから上塗りまでの順で決められています。

例えば、塗装面積120平方メートルの家で、単価2,500円としてみます。3回分が入っているなら塗装費は30万円、1回塗るごとの単価なら90万円。同じ数字から60万円の差が生まれます。

防ぐには、単価の横に何回分かを書いてもらうこと。1回あたりの数字で出されていれば、そのまま3倍の金額になります。

※参照元:公共建築工事標準仕様書(建築工事編)令和7年版|国土交通省(2025年5月改定)

見積書で回数を確かめる

見積書で見るのは、品名と数量の欄。外壁塗装 120平方メートル 3回塗り、と書かれていれば回数が分かります。下塗り・中塗り・上塗りが別々の行に立っている見積書も、回数を確かめられる形です。

回数の記載がなければ、その単価が何回分かを聞きます。理由は、回数が分からないと他社の単価と並べられないため。答えが返ってこないと、金額の高い安いは判断しにくくなります。

自分の見積書を平米単価に直す

外壁塗装の見積書から平米単価を計算する手順の図

見積書の数字があれば、平米単価はその場で計算できます。計算のしかたと、出した数字をどこと比べるかを見ていきましょう。

合計金額を塗装面積で割る

計算の手順は3つ。

  1. 見積書から合計金額を拾う
  2. 数量欄から塗装面積を拾う
  3. 金額を面積で割る

例えば総額90万円で、塗装面積が125平方メートルなら7,200円。これが、あなたの家の平米単価です。使うのは外壁の塗装面積で、延床面積でも敷地面積でもありません。

塗装面積は、見積書の数量欄に平方メートルで書かれています。項目ごとに数量が違うときは、外壁を塗る行の数字を使ってください。

出た数字をどの帯と見比べるか

出した数字は総額の単価なので、比べる相手は5,000〜7,500円のほうです。塗料別の2,500〜3,000円と比べると、足場も諸経費も入っている分だけ高く出ます。

集めた8件は、どれも税抜きか税込みかを書いていません。消費税の分で1割ずれるので、目安の数字は細かく見比べないほうが安全です。

外壁塗装の相場 30坪2階建ての総額と内訳で集計した延床30坪の総額は、外壁だけで60万〜140万円。重なる帯は90万〜98万円でした。

この帯を119平方メートルで割ると7,600〜8,200円。総額の単価の目安より上に出ます。

つまり5,000〜7,500円は、総額60万〜90万円を前提にした数字です。出した単価が7,500円を少し超えていても、それだけで高いとは決まりません。

面積が手元にないとき

見積書に面積が書かれていなければ、延床面積から概算します。延床の坪数に3.3を掛けて平方メートルに直し、1.2から1.6の係数を掛けたものが外壁面積の目安。

注意したいのは、割る面積が変われば単価も動くこと。同じ90万円でも、119平方メートルなら7,563円、158平方メートルなら5,696円になります。面積の出し方がそろっていない2社の単価を比べても、差の意味はつかめません。

工程ごとの単価はどこまで分かれるか

見積書の単価は、塗料別の一覧表とは違う形で並びます。工程ごとの単位と単価を見ていきましょう。

足場と洗浄と養生は平方メートルで立つ

飛散防止ネットは塗料が飛ばないよう足場を覆うもの、養生は塗らない窓やドアを覆う作業。

工程単位単価の目安
足場平方メートル600〜800円
飛散防止ネット平方メートル100〜300円
高圧洗浄平方メートル100〜300円
養生平方メートル300〜500円
下塗り平方メートル600〜1,000円
中塗り・上塗り(シリコン)平方メートル1,700〜3,500円

足場は外壁の面積ではなく、足場そのものの面積で計算します。数量欄の数字が外壁面積と違っていても、それだけでは間違いになりません。

高圧洗浄は塗る前に汚れやカビを落とす工程。壁につく汚れの種類は家の壁の洗浄でまとめています。

継ぎ目や雨どいは別の単位で立つ

見積書には、平方メートルで立たない項目もあります。シーリングは外壁の継ぎ目を埋めるゴム状の材料で、長さで数えます。古いものを取り除いて入れ直すのが打ち替え、上から足すのが打ち増し。軒天(のきてん)は、屋根が壁より張り出した部分の裏側。

工程単位単価の目安
シーリング打ち替えメートル800〜1,500円
シーリング打ち増しメートル600円前後
軒天平方メートル800〜1,600円
雨どいメートル500〜1,300円
雨戸3,000〜6,500円

単位がメートルや枚の項目は、平方メートルの単価と足して1つにはできません。この単価には、こうした項目も全部混ざっています。塗料別より高く出るのは、そのぶんが乗っているからです。

一式と書かれた項目は単価に直せない

下地補修(塗る前にひび割れなどを直す作業)は、一式2万〜3万円という書き方をされることがあります。傷みの程度で作業量が変わるため、面積では決めにくいところ。

一式の項目が増えるほど、単価に直して比べられる部分は減ります。何がその一式に入っているかを聞き、面積と単価に分けられるものは分けてもらうと、他社と並べられる見積書になります。

屋根の工事でも同じことが起きます。屋根カバー工法の費用は30坪でいくら?もあわせてご覧ください。

※参照元:外壁塗装の平米単価を掲載する8件の単価を集計(2026年8月29日時点)

平米単価が安い見積もりが安いとは限らない

外壁塗装の平米単価と塗装面積を掛けた総額を比べた図

平米単価は数量との掛け算。単価だけで決められない理由と、比べられる形にする方法を見ていきましょう。

単価が安くても数量が多ければ総額は同じ

例えば同じ家に、2社から見積もりが出たとします。

見積書平米単価塗装面積金額
1社目2,500円160平方メートル40万円
2社目3,300円120平方メートル39万6千円

単価は1社目が2割以上安く、総額はほぼ同じ。面積の数え方が違うだけで、こうなります。単価だけを並べた比較表を作ると、ここで判断を誤りやすくなります。

比べるときに見るのは、単価と数量を掛けた総額。この2社なら横並びなので、選ぶ基準は値段でなく工事の中身に移ります。

業者ごとに塗装面積が違う

塗装面積は、実測か図面からの計算かで変わります。窓やドアを差し引くかどうかでも変わる。同じ家に対して、120平方メートルと出す業者と150平方メートルと出す業者が並ぶことがあります。

数量が大きく違う2社があったら、どちらが正しいかを決めようとせず、何を数えた面積かを聞いてください。実測なのか、延床からの概算なのか。答えを聞けば、単価の違いが値段によるものか、数え方によるものか分かります。

範囲と数量と回数の3つをそろえる

平米単価を比べられる形にするには、3つをそろえます。

  • 範囲=その単価に何が含まれるか(足場込みか、下塗り込みか)
  • 数量=何平方メートルで計算しているか(実測か概算か)
  • 回数=何回塗る前提か(3回か2回か)

3つが同じなら、単価の大小はそのまま値段の差と見ていいところ。1つでも違えば、数字を並べただけでは比べたことになりません。見積もりを依頼する時点でこの3点を伝えておくと、返ってくる見積書がはじめから比べられる形になります。

人件費は地域と時期で動く

都道府県別の塗装工の公共工事設計労務単価を比べたグラフ

塗装の人件費には、国が毎年出している目安があります。地域による差と、1年での上がり方を見ていきましょう。

塗装工の労務単価は都道府県で1.41倍開く

この目安は、農林水産省と国土交通省が毎年公表する公共工事設計労務単価。労務単価とは、職人1人が1日働いたときの賃金として国が決めている金額のこと。塗装工の単価が都道府県別で載っています。

2026年3月から適用される単価を、47都道府県分そろえて平均しました。

地域塗装工の労務単価(1日)
東京都(最高)36,500円
47都道府県の平均30,760円
福井県30,300円
山口県(最低)25,900円

最高と最低の開きは1.41倍。この単価は公共工事の積算に使う数字で、戸建て塗装の見積もりにそのまま入るものではありません。現場管理費や一般管理費を含まない、労働者に支払われる賃金として決められています。

それでも、同じ職種の賃金に地域で1.4倍の開きがある点は変わりません。塗装費のうち人件費は25〜35パーセントを占めるという内訳もあり、この差は総額にも効いてきます。

集めた中には、都市部は地方より10〜20パーセント高くなるとしているものもありました。東京都と47都道府県の平均の差は19パーセントで、近い数字。地域で違うのは確かなので、全国向けの単価表を住んでいる地域にそのまま当てると、高いほうにも安いほうにもずれることがあります。

1年で5.2パーセント上がっている

前の年(2025年3月適用)の塗装工の単価を同じ方法で平均すると、29,226円でした。1年で5.2パーセント上がっています。

国土交通省の公表資料では、全職種の単純平均で前年から4.5パーセントの引き上げ。塗装工はそれを上回る計算になります。単価表に更新日が書かれていなければ、人件費の分だけ古い数字を見ている可能性があります。相場を調べるなら、更新日を先に確かめておきたいところ。

公共工事は単価に何を含むかを決めている

公共建築工事標準単価積算基準は、国や自治体の工事で金額を計算するときのルール。ここに、塗装の単価の条件が書かれています。

  • 仕上塗りで、下地が木部、モルタル面…の単価は、素地ごしらえを含む
  • 仕上塗りで、下地が鉄鋼面…の単価は、錆止め塗りを含まない

※引用元:公共建築工事標準単価積算基準(令和8年改定)|国土交通省(2026年3月改定)

素地ごしらえ(そじごしらえ)は塗る前に下地を整える作業、錆止めは鉄の部分がさびないようにする下塗りのこと。同じ仕上げ塗りでも、下地が何かによって単価に含むものが違うと書き分けています。

公共工事では、1平方メートルいくらの中に何が入るかを文章で決めているわけです。下塗りを含むかどうかを民間の見積書に書いてもらうのは、無理な注文ではありません。

単価の横に工程名を入れてほしいと伝えれば、応じられる会社は応じます。断られたときは、その理由を聞いてから判断すれば十分です。

※参照元:令和8年3月から適用する公共工事設計労務単価表|農林水産省・国土交通省(2026年2月公表)

外壁塗装の平米単価は範囲と数量と回数をそろえてから比べる

シリコン塗料の平米単価は、8件のうち7件が2,500〜3,000円で重なりました。総額を塗装面積で割ると5,000〜7,500円。同じ言葉が、総額と3回塗りと仕上げ塗りの3つに分かれています。

金額が動く幅は3つ。下塗りを含むかどうかで600〜1,000円、単価が何回分かの受け取り方で3倍、地域による人件費の差で1.41倍。その人件費は1年で5.2パーセント上がっています。

手元の見積書も、同じ計算で単価が出ます。比べる相手は5,000〜7,500円のほう。塗料別の単価と比べれば、その数字は高く出ます。

見積もりを頼むときに、範囲と数量と回数の3つを伝えてください。同じ前提で返ってきた見積書なら、金額の違いはそのまま会社の差です。単価の数字だけを先に並べても、その違いがどこから来たのかは判断できません。

福井県内で外壁や住まいのことを相談したい方は、福井の住まい情報もあわせてご覧ください。

よくある質問

平米単価3,000円と5,000円の見積書はどちらが安いですか

単価の数字だけでは決まりません。3,000円が塗料を塗る作業だけの単価で、5,000円が足場や諸経費を含む総額の単価なら、後者のほうが安く済むこともあります。合計金額を塗装面積で割った数字にそろえてから比べてください。

平米単価に足場代は含まれますか

塗料別の単価表では、足場を別の項目として立てているのが一般的。1平方メートルあたり600〜800円です。総額から出した単価なら、そこに含まれます。

平米単価が極端に安い業者は何を確認すればいいですか

塗り回数と塗装面積、塗料の製品名の3つ。3回塗りが2回になっていないか、面積が他社より大きく出ていないか、塗料がグレード名だけで書かれていないかを見ます。

見積書に平米単価が書かれていないときはどうすればいいですか

一式表記の場合は、面積と単価に分けた見積書を出してもらいます。断られたときは、合計金額を塗装面積で割った数字を使えば、他社と同じ形で比べられます。

執筆

住まいのサポナビ編集部